法政大学人間環境学部の理念・目的・教育
法政大学人間環境学部は、「サステイナビリティ」(持続可能性)を基本コンセプトとして、「人間」と「環境」の調和共存が達成された社会(持続可能な社会)を構想する文系の総合政策学部として1999年に設立された。
社会科学を基盤に、自然科学・人文科学を融合させた学際的なカリキュラムにより、21世紀の最重要課題である環境問題への幅広い知見と対応能力に基づいて、「持続可能な社会」の構築に貢献する人材を輩出することを目的としている。
そのため人間環境学部は、環境を手がかりとして人類の軌跡や現代社会の諸問題について幅広く思考をめぐらしながら文明を問い直し、未来を展望できる力と感性を養う「環境教養」と、持続可能性にかかわる複雑な諸課題に対して、様々な立場の社会人として適切な解決手段を構想し実行できる「政策能力」を、人材育成の基本的な理念として位置づけ、教育プログラムを展開している。
人間環境学部の沿革
1999年4月 人間環境学部スタート 1期生入学
2003年3月 学部1期生卒業
(2003年4月 大学院環境マネジメント研究科(現・公共政策研究科サステイナビリティ学専攻)開設)
(この間、カリキュラム改革、コース制の導入、フィールドスタディの拡充などが進む)
2016年3月 学部14期生卒業
2016年4月 学部18期生入学
2016年9月 英語による学位取得プログラム「持続可能社会共創プログラム(HOSEI-SCOPE; Sustainability Co-creation Programme)」開設
人間環境学部設立の背景
(世界的環境意識の高まり)
1972年 国際連合 人間環境会議「ストックホルム会議」
環境問題に関する世界初、大規模な政府間会合、113ヵ国参加。
「人間環境宣言」採択
1992年 環境と開発に関する国際連合会議「地球サミット」リオ・デ・ジャネイロ
「1972年・人間環境宣言」の再確認
「アジェンダ21」「気候変動枠組条約」ほか採択
2002年 持続可能な開発に関する世界首脳会議「第2回地球サミット」ヨハネスブルク
1992年以降の取組状況を点検・評価、
今後の取組を強化国連加盟国に加え多くのNGO参加
2004年 「持続可能な開発のための教育の10年」国連総会採択(日本政府提案)
Education for Sustainable Development(ESD) 2005.1~スタート
人間環境学部教育のシステム(現在)
人間環境学部 在籍者 卒業者 教員の現状(2017年4月現在)
在籍学生・卒業生 総計 6,564人
在籍者総数 1,499人
卒業者総数 5,065人
- 2003年卒業者( 1期生) 293人
- 2004年卒業者( 2期生) 311人
- 2005年卒業者( 3期生) 353人
- 2006年卒業者( 4期生) 301人
- 2007年卒業者( 5期生) 311人
- 2008年卒業者( 6期生) 334人
- 2009年卒業者( 7期生) 359人
- 2010年卒業者( 8期生) 368人
- 2011年卒業者( 9期生) 372人
- 2012年卒業者(10期生) 340人
- 2013年卒業者(11期生) 348人
- 2014年卒業者(12期生) 356人
- 2015年卒業者(13期生) 343人
- 2016年卒業者(14期生) 339人
- 2017年卒業者(15期生) 337人
専任教員総数 33人 (2017年4月現在)
名誉教授総数 10人 (同上)