2017.6.1

レポート:2017.5.6-7 吉川のみんなの桜は元気です!!

レポート

▶︎レポーター

河田良子(人環1期)・竹澤順子(人環3期)

2017年5月6日から一泊二日で山菜採りのため、フィールドスタディや「法政米米クラブ」がお世話になった新潟県上越市吉川区(旧吉川町)へ行ってきました。

2003年、(正) 法政大学(当時、菊地人間環境学部長)と吉川町が協定を交わした際、八重桜が記念植樹され、この標識が建てられました。
その後、受入れ側のご理解・ご協力と田中先生をはじめ、多くの学生や卒業生の主導のもとコメづくり体験、集落の行事のお手伝い、雪堀、夜の懇親会等を通じ交流を深めてきました。

当日、八重桜は満開に咲いておりました。背景に見えるのは活動拠点、夜の懇親会や宿舎としてお世話になった旧川谷小学校(現在廃校)校舎とその校庭です。


協定当時は5本植樹されたようですが、現在は2本となってしまいました。桜の咲く時期に訪問されることが少なかったため、多くの方はこの桜の開花を見る機会がなかったかと思います。

これまで、地域の有志の方が枝払いなどのお手入れや雪害防止等でこの桜を守って来ていただいたことに感謝します。

当時に比べ、現地へ足を運ぶ学生や卒業生が減ってきていることや集落の方々がご高齢になられたこと等により、桜への目が行き届かなくなっていることは否めないようです。そのような状況を、この桜や標識が物語っている気がし、2003年協定締結の目的など原点を振り返るときが来ているように感じました。
雪の多い吉川の川谷地域で、悠々と花を咲かせた八重桜。巣立って行った皆さんを見守ってくれているようです。

標識は風雪に耐えてきましたが、年月とともに字が薄れてしまいました。早い時期に有志で声をかけ合い修復したいと感じました。

地域のお母さんが手作りした山菜おこわです。
田植えの時期には、朴葉に包んでお弁当にしました。私達も一緒に作りましたね。女性達の料理には一工夫があり、旅館の料理を思わせるほどの腕前です。いつ頂いても美味しい。

例年の桜の見ごろは、5月初旬頃になります。機会のある方は来年訪問されてはいかがでしょうか。