2019.6.5

開催レポート:2019.4.13(土) – 人間環境学部春のつどい「卒業生が語る 〜いまの仕事に満足している?〜」

レポート

▶︎レポーター

高崎 大輔 人間環境学部5期生

人間環境学部同窓会は、学部との共同企画により2019年4月13日(土)ボアソナードタワー25階スタッフ倶楽部にて「春のつどい』を開催し、学生、卒業生、教員40名が参加されました。

第一部

石神先生を含め9名の卒業生から卒業後の進路や近況、後輩へのメッセージについて報告をいただきました。

メッセンジャーは、20代から40代。一般企業、公務員、ベンチャー、教員、農林業など業種は多岐にわたり、日常での仕事や生活の現状や課題、転職・起業された動機、結婚から出産・子育て、復職など一般のセミナーでは聞くことのできない貴重なお話をいただきました。

司会進行は、遠山晴美さん(公共政策研究科2年)と矢尾優奈さん(学部3年)が務められ、ぶっつけ本番とは思えないほど呼吸がピッタリでした。

そして、この春就任された梶学部長から本会の目的、学部20年のふり返りや今後の思い等について触れられ、開会のあいさつをいただきました。

本企画の提案者であり、MCを務める企業経営者の新村繁行さん(2003年3月卒)をトップバッターに9人のメッセンジャーが登壇いたしました。

・在学中に人環倶楽部の制作にかかわり、今はITベンチャーに勤める菊地翔太さん(2018年3月卒)
・行政書士:個人事務所で奮闘する北條健さん(2005年3月卒)

・東京都世田谷区で小学校教員と育児に奮闘する庄司文子さん(2007年3月卒)
・奥多摩へ移住し、新産業を創造する菅原和利さん(2010年3月卒)

・緑をこよなく愛し、生田緑地整備に励む山本栄行さん(2007年3月卒)
・農家へ嫁ぎ、農婚パーティー企画やお見合いBarを運営する岩立友紀子さん(2009年3月卒)

・昨年度定年退職(卒業)された石神先生。卒業後も寝る間を惜しみ、国際交流事業や地域活動に貢献。

第二部 懇親会

登壇者を囲んで質問や意見、感想などが飛び交いました。

●全体的な感想

・先輩たちの学生生活を知ることができてよかった。
・人脈を広げる大切さを知ることができた。
・社会人と交流する機会が少ないので貴重な機会であった。

●起業や事業に関する質問

・環境系分野で起業するためにどんなことを学んだらよいか。
・環境ビジネスをCSRで終わらせず、どのように本業へ繋げていけばよいか。
・起業するとき、仕事をしながら準備するべきか、(仕事をせず)起業に専念するべきか。どちらがよいのか。

●結婚・出産・育児に関する質問

・適齢期は働いてから何年目ごろでしょうか。
・出産や育児での経験談。

●進路・就職活動に関する質問

・大学院へ進学するか就職するか悩んでいて、先輩から意見をいただくことができて有意義であった。
・まちづくりに関心があり、自治体への就職を希望している。同窓会での「まち歩き」に興味を抱いた。どんなことをやっているのでしょうか。
・やりたいことが見つからない。
・今の仕事を一生続けられるか。
・やりたい仕事は収入に直結するか。
就活を間近に控える学生からは日頃直面する身近な悩みが多く、また卒業生相互では、転勤、転職、起業など将来的なキャリアに関する情報交換もされておりました。

最後は、長峰先生から講評を含め、閉会のあいさつをいただきました。

先生方、学生、卒業生との共同企画は、今回がはじめての試みで配慮が行き届かない点がありましたが、主催側は十分手応えを感じており、今回の課題を次回開催の糧に継承していくことにしました。
今回の実施を経て、開催時期、広報(周知手段)、対象、会場、エントリーツール、会費、支払方法等々課題が見えてきました。この課題を抽出し、より有意義なものに創り上げられるよう検討してまいります。

今後、本催事を継続的に開催し、今日、参加された学生が登壇者の立場となり、再び戻って来てもらえることを期待しております。その実現に向け、学生にとって登壇することが目標となる持続可能な仕組みづくりを構築しなければなりません。

さいごに年度初め・始業時にもかかわらず、参加されたみなさまに感謝申し上げます。ご登壇されたみなさまには深くお礼を申し上げます。今後とも同窓会活動および法政人間環境倶楽部をよろしくお願い申し上げます。

学部ホームページに掲載された開催レポートはこちら
http://www.hosei.ac.jp/ningenkankyo/NEWS/topics/190424_1.html